この度はゲストハウスこよみ屋のHPにお出でいただき、ありがとうございます。
もともと私は学生時代、長期の休みを利用して各国を周るバックパッカーでした。そこで世界には貧乏旅行者御用達のゲストハウスと呼ばれる安宿があることが知り、当然のように旅行中は各地のゲストハウスに滞在していろいろな国の人たちと交流することができました。
まぁありがちなことではあるのですが「なんて楽しい空間なんだろう!」「どうしていろいろな国の人たちが交流できる安宿が日本には無いんだろう!?」と思い立ち、自分でゲストハウスを立ち上げることを考えたのです。
5年間のサラリーマン生活でお金を貯め、いざ東京でゲストハウス用の物件(一泊から宿泊可能な旅行者用の宿泊施設)を探したのですが資金的、法的になかなか思うようにいかず、一年が過ぎ去ったころ「このままでは何もスタートさせることができないままズルズルいってしまう!」と危機感を持ち当時は「ガイジンハウス」とも呼ばれていたマンスリー形式のゲストハウスをオープンすることになりました。
それ以来、私どものハウスでは多くのゲストを受け入れてきました。
残念ながら一か月未満の短期旅行者に滞在していただくことはできませんが、私には「あの、海外で経験した、一つ屋根の下でいろいろな人たちが交流できるゲストハウスをこよみ屋で再現したい」という理想があります。
また「このようなハウスシェアという生活形態をもっと皆に知ってほしい」という思いもあります。
そこで、こよみ屋の立ち位置は次の通りです。

一番左側が有体に言えば「そんなに交流の無いゲストハウス」ですね。業者は「入居させるまでが主な仕事。それぞれの入居者がどういう人か分からないけど、その代わり掃除など管理は全部こっちがやります。規則が一番大事!」という姿勢。
右端は、「部活動のようなハウス」ですね。基本的には住んでいる人たちにほとんど全てのことを任せている、という業者さん。部屋にいるよりもリビングで毎晩集まり、ワイワイやってるイメージです。ガイジンハウスと呼ばれていた時代のハウスや、外国人の方が多い少人数ハウスはこんな感じでしょうか?
こよみ屋としてはこの「両者のちょうど真ん中から右寄り」の位置にいたいと思っています。
あまり左に寄り過ぎてもそれは私が理想しているゲストハウスではないです。私だってハウスの飲み会に参加したいし!ただし右側に振り切ってしまったら、共同生活が初めての人には敷居が高いようにも思うんですね。プライバシーも大切にしたい、ということもよく分かるし。
ですので、私がゲストハウスこよみ屋についてマスコミやお客さまに説明するときは、以下のようなことを挙げます。
- 好きな時に、ゆっくりのんびり交流できる。ただし毎週毎週イベント開催、ということは無い
- 自室での時間も大切にしてほしい(他者との交流を拒絶して引きこもるのはNG))
- ハウス全体で集まるパーティの時はできるだけ参加のこと(しばらくパーティを開催していないならこちらが企画します)
- 何か問題が起こったらまず住人同士で解決する努力をして欲しい。それでも改善しなければ管理人に伝えるように
- 共同場所の清掃は管理側が行います(当番制や一人の住人の家賃をディスカウントして掃除をさせる、などではなく)
私がゲストハウスをオープンした2003年に比べると、本当に多くの運営業者、ハウスがオープンしました。またいろいろ話を聞くとその運営形態や雰囲気、ルールなども千差万別のようです。ゲストハウスの特徴として「入りやすいし出やすい」ということが挙げられ、いろいろなゲストハウスを経験するのも面白いと思います。
ゲストハウスこよみ屋は共同生活が初めての方にも、たくさんのゲストハウス滞在を体験している方にも、「見知らぬ人たちと同じ家屋で暮らすシェア生活ってのはこんなに面白いものなんだ!」ということを知っていただくためにこれからも居心地のよいハウスを紹介していきたいと思います。

ゲストハウスこよみ屋 代表 高橋 圭一